2008年11月21日

国籍法改正案の徹底審議を求める

国籍法改正案についてご存知でしょうか?

国籍法の改正は,今年6月に最高裁判所が現行の国籍法3条1項が憲法14条の法の下の平等に反するとして違憲判決を下したことから始まります。

そもそも国籍法3条1項とは何かというと,生まれた子供の国籍について書かれている条文です。今回憲法違反とされたのは,国籍法が「日本人の父親と外国人の母親の間に生まれた子供を出生後に父親が認知した場合,子供が日本国籍を取得するためには父母の婚姻が必要」としている点です。
つまり最高裁は「父母の婚姻の有無で子供の日本国籍取得の可否が決まるのは差別だよ」と言ったわけです。
詳しいことはこちらのサイトがわかりやすいので是非ご一読を。

さて,法律が憲法に違反しているならば早急に改正する必要があります。国籍法を管轄する法務省は早速改正案を作成し,現在開かれている臨時国会に提出しました。
どのように改正されたかというと,現行法では「父親の認知と父母の婚姻」が必要とされているところを「父親の認知」だけでOKとしたわけです。なるほど,確かにこれなら違憲状態を脱却できます。

ですがちょっと待ってください。

「父親の認知」だけでOKということは,日本人男性が「俺の子だ」とさえ言えば,たとえ実の子でなくても日本国籍が取れることになってしまいます。そうなれば,本当は外国籍の子供でも合法的に日本に住むことができるようになってしまいます。

これは問題です。日本国政府は日本国民たるその子供を保護する義務を負うことになります。当然,それには相応の費用がかかります。国籍法の改正によって「存在するはずの無い支出」が発生する可能性が出てくるわけです。

さらに問題なのは,虚偽の認知により親子関係を装った人身売買などの人権侵害が発生する可能性があることです。ただでさえ日本は人身売買が横行していると国際的に非難されているのに,こんな法律を作ったら余計に事態を悪化させるだけです。

このような事態を防ぐためには,父親と子供の間に確かに親子関係があるという証拠があればOKです。誰でも思いつく方法はDNA鑑定でしょう。しかし,改正案にそのような規定は無く,実際の運用においてもDNA鑑定などを行うつもりは無いようです。

こんな「ザル法」が,先日(11/18)に衆議院を通過してしまいました。衆議院法務委員会での実質審議時間は3時間程度であったそうです。そして,参議院でも民主党の協力もあって「スピード審議」が行われるようで,法案成立は目前に迫っています。なんとしてでもこの法案の成立を阻止し,DNA鑑定などによる法の厳格運用を義務付ける修正をする必要があります。

私は決して,法案の趣旨に反対するつもりはありません。本当に日本人の子供であるならば,速やかに日本国籍を与えて国の保護が及ぶようにすべきです。DNA鑑定を義務付ける,ただそれだけでいいのです。

このような重要法案が審議されているというのに,大多数のマスコミは沈黙を守っています。おそらく多くの人はまだこの法案の存在に気がついていないでしょう。

気がついたときには,もう手遅れという事態は絶対に避けなければなりません。是非,この法案について考えてみてください。

国籍法改正案まとめWiki
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/
posted by Tri at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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